今日は、朝遅い朝食から、出来るだけお腹をカラにしていました。
というのは、今回の旅行の最大の目的。。。
韓国宮廷料理をいただくのです!
いろいろとリサーチした結果、韓国宮廷料理のお店「ソッパラン」を予約いたしました。
ここは、ランチもありますが、全てコースメニューで、アラカルトはありません。
まずは、その門構えから。
入ってすぐ左の本館は、李朝期最後の27代王「純宗(スンジョン)の夫人ユンピの生家を移してきたもの。コチラ。
また、正面の岩山の上にある別館は、朝鮮末期の興宣大院君の別荘で「ソッパラン」の客室を移転させたもの。これはソウル市有形文化財第23号に指定されています。
中は当時の接待用の部屋などが再現されていて、この中で食事をすることも出来ます。
伝統的で美しい庭園もここの魅力のひとつ。
入り口の左にある「万歳門」は1898年に景福宮(キョンボックン)内に建てられた「万事享痛・無病長寿」を意味する門。コチラ。
こんな味噌の入っている大きなカメも、雰囲気出してますよね〜。
敷地内の優雅な雰囲気に、食事前から李朝時代の貴族になった気分に浸れます(笑)
さて、今回、私はこの宮廷料理を実際にいただくことが、最大の目的でした。
ボストン時代、韓国の友人が作ってくれた家庭料理が、とても美味しく、また身体にいいことを実感し、自分でもいろいろ作ったり、韓国料理の本を探し集めたりしていました。
韓国のお料理というと、真っ先にコチュジャン(唐辛子味噌)やコチュカル(唐辛子粉)をつかった、から〜いお料理をイメージしませんか?確かに、そういうお料理も多く、今の韓国のお料理には欠かせない調味料のひとつなんですが。。。
でも、実際に韓国にも辛くないお料理というのは、たくさんあるんですよね。そして、それらのお料理のルーツが宮廷料理から来ているものも、たくさんあるんです。
この韓国料理のルーツをたどっていくと、その昔の王朝時代に王様が食べていた宮廷料理にあり、(ドラマ「チャングム」を見ていた方は想像がつきますよね)その時代には、まだ唐辛子の輸入がなく、唐辛子をつかっていないお料理だったのです。
やはり、現代の韓国料理の勉強も必要なんですが、そのルーツとも言えるお料理を一度、韓国の本場のお店でいただいてみたかったのです。今まで、いろいろな宮廷料理の本を読んだりしてきましたが、やはり、百聞は一見にしかず。。。です。
ということで、これから宮廷料理のお料理の事を書いてみますが、ちょっと長くなりそうです。
我慢出来そうな方のみ、お付き合いください〜(笑)